「脈を整え、気を補う」
難経六十九難の伝統鍼灸
難経六十九難に基づく本格伝統鍼灸とは
当院では、現代医学的な視点と並行して、難経六十九難に基づく脈診と補法を取り入れた伝統鍼灸も行っています。すべての患者さんに毎回行うわけではなく、肩や腰の痛みだけの方でも、ご希望があれば組み合わせられます。
執筆・監修: 高野義道(院長)/ はり師・きゅう師国家資格 / 免許取得33年・開業28年 / 伝統鍼灸の案内
効果には個人差があります。
Quick Answerズバリの回答
伝統鍼灸は「脈を見て、弱っているところを補う」施術です。当院でも必要な方・ご希望の方に行います。
当院では、難経六十九難に基づく脈診と補法を、現代医学的な視点と並行して取り入れています。
- 脈に触れ、虚実(強弱)を見極め、弱っている臓腑を補う鍼(補法)で進めることがあります
- すべての患者さんに毎回、脈診を行うわけではありません — 内科的不調・原因不明の全身症状などで用いることが多いです
- 肩や腰の痛みだけで来院された方も、脈診をご希望なら組み合わせられます
Classics難経六十九難とは?
脈の虚実から五臓のバランスを整える、難経の重要な条文です。
『難経』は中国の鍼灸古典のひとつです。中でも第六十九難は、次の原則を述べた重要な条文です。
- 脈の虚実(強弱)を見極める
- 五臓のバランスを整える補瀉(ほしゃ)の原則
- 体質・体力・内臓の弱りを脈の動きから読み取る
これは単なる「気の流れ」の話だけではありません。適切な経絡と経穴を選んで治療する——高度で繊細な技術の話です。
Approach当院の伝統鍼灸
実際に脈に触れ、東洋医学的な診察に基づいて施術を行います。
脈診と補法
当院では、脈に触れ、虚実(強弱)などの状態を見極めながら、東洋医学的な診察に基づいて施術を行っています。「補法」とは、弱っている臓腑を補う鍼の打ち方です。
向いていることが多い方
- 慢性的な疲れ・冷え・虚弱体質
- 不安や不眠など、自律神経の乱れ
- 病院で「異常なし」と言われたが、不調が続いている方
鍼の本数と経穴 — 2つの層
「六十九難の補法」と「そのほかの経穴」は、役割が異なります。1回の施術の中で、両方を組み合わせます。
六十九難の補法
- 鍼の本数は少なめ
- 身体の深層にやさしく働きかける
そのほかの経穴
- 痛みのある部位や、全身のバランスのために組み合わせる
- その結果、1回の施術では打つ経穴の数が多くなることもあります
※ 効果の出方には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。
Context自律神経の不調と — 本ページの位置づけ
当院では自律神経の乱れを、自律神経学と東洋医学——本ページの難経・脈診・補法——の2つで読みます。
コンピューターに例える全自動制御、IF、システムエンジニアとして整理する考え方、不眠・動悸など症状別の説明は、自律神経の鍼灸にまとめています。本ページは、そのうち東洋医学側——難経六十九難の補法——の詳細です。
症状ごとに使い分ける
- 肩・腰・首のこわばりが主な場合 — エコー鍼灸で筋肉や筋膜に鍼の先を直接届けます。必要に応じて、脈診・補法も組み合わせます。
- 自律神経や内臓の不調の場合 — 上記2つの「言語」が中心です。エコーは時々使うことはあっても、ほとんど使いません。
症例(自律神経):症例報告 No.1996 — 六部定位の脈診で証を立て、難経六十九難の補法を組み込んだケース。
Constitution症状だけでなく、体質改善も目指す
今の症状の奥にある体質にも目を向ける——それが、この伝統鍼灸の考え方です。
難経六十九難に基づく伝統鍼灸は、今の症状だけでなく、その奥にある体質改善も目的としています。
- 西洋医学が不得意とされる「なんとなく不調」 — 脈・舌などの全体像から読み取る
- 急性の肩や腰の痛みで来院される方も多く、そうした症状への施術も日常業務の中心
- 「即効性だけを求めない方向け」ではなく、症状への対処と体質への働きかけを、必要に応じて重ねるイメージ
ぜひ一度、東洋の叡智に基づく鍼灸を体験してみてください。ご希望や症状に合わせて、施術内容を一緒に決めます。
FAQよくある質問
伝統鍼灸・脈診・予約について、よくいただくご質問です。
- 難経六十九難に基づく伝統鍼灸とは何ですか?
- 『難経』は中国の鍼灸古典のひとつで、第六十九難は脈の虚実を見極め、五臓のバランスを整える補瀉(ほしゃ)の原則を述べた条文です。当院では、脈に触れて体質や内臓の弱りを読み取り、弱っている臓腑を補う鍼の打ち方(補法)を、必要な方に組み込んでいます。
- すべての方に毎回、脈診を行いますか?
- いいえ。当院では、黄帝八十一難経の六十九難などに基づく六部上位の脈診を、必要な場合に使います。内科的な不調や原因が分かりにくい全身のだるさなどで用いることが多く、すべての患者さんに毎回行うわけではありません。
- 肩や腰の痛みだけでも、伝統鍼灸や脈診を受けられますか?
- はい。肩や腰の痛みだけで来院された方も、ご希望があれば脈診を組み合わせることはできます。施術内容はその日の状態を見ながら決めます。
- エコー鍼灸と伝統鍼灸はどう関係しますか?
- 対立するものではありません。伝統鍼灸(難経・脈診・補法)は東洋医学側の手技です。肩・腰・首のこわばりが主な場合は、エコー鍼灸(画面を見ながら筋肉や筋膜に鍼の先を直接届ける)と組み合わせます。自律神経や内臓の不調では、自律神経学と東洋医学——2つの「言語」が中心で、エコーはほとんど使いません。詳しくは自律神経の鍼灸もご覧ください。
- 宮崎で相談・予約したいのですが?
- 宮崎市大塚台の当院へお気軽にどうぞ。ネット予約は「はじめて」からお選びください。会員価格の目安はしっかりエコー鍼灸 5,500円〜(税込)です。詳しくは料金表をご覧ください。
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