Case Report · No.2045

腰部脊柱管狭窄症60代男性の鍼灸症例

左腰から左大腿前面へ走る痛み。寝起きや車の乗降が特に辛く、ドライバーとしての日常にも支障がありました。

医師の診断
腰部脊柱管狭窄症
下肢 NRS
100
腰痛 NRS
101
記録
鍼灸 3〜8回目

※ NRS は患者さんの自己評価。個人の経過であり、効果には個人差があります。

執筆・監修: 高野義道(院長)/ はり師・きゅう師国家資格 / 免許取得33年・開業28年 / 症例報告

Chief Complaint

主訴

  • 部位左腰〜左股関節・左大腿前面
  • 症状疼痛・しびれ(体勢で激痛)
  • 仕事ドライバー(運転・荷物の上げ下ろし)
Diagnosis

医師による診断名

レントゲン所見より、腰部脊柱管狭窄症と診断されています。

症例No.2045 来院時の痛み・圧痛・筋緊張の部位(背面と前面の模式図)
背面

腰椎まわりの疼痛・圧痛、腰部の緊張。右殿部の疼痛。左外側大腿皮神経に関連する部位。

前面

左大腿前面の疼痛(大腿神経痛)。

レントゲン

腰部脊柱管狭窄症(図中の記載どおり)。

History

現病歴

2ヶ月前より疼くような痛み。体勢によっては激痛が走り、日常生活にも支障がありました。

いつ・どう痛むか

  • 仰向けでは左膝を曲げて寝る。きついときは横向き。
  • 寝起き車の乗降が特に辛い。
  • 座っていても痛むことがある。前かがみでも痛い時がある。
  • 調子が悪いと左太もも前が痛く、足が上げにくい。

来院前の治療

  • レントゲンで腰部脊柱管狭窄症と診断。
  • 病院① — ボルタレン・ホットパック・電気治療 → 改善せず
  • 病院② — リリカ・意欲が出る安定剤・血流改善薬 → やや軽減、日常は依然つらい
  • 他院鍼灸 2〜3回・整体 10回前後 → 変化が見られず
  • ストレッチは痛みが出るため中止
Treatment

鍼灸治療内容

腰椎・腰部

  • 左右 L1/2〜L5/S1 椎間関節 — 置鍼・温灸
  • 左右 多裂筋 — ファシアリリース・置鍼・温灸
  • 左右 最長筋 — ファシアリリース・置鍼・温灸
  • 左右 腸肋筋 — ファシアリリース・置鍼・温灸
  • 左右 腰方形筋 — ファシアリリース・置鍼・温灸

殿部・大腿

  • 左右 中殿筋・大殿筋・梨状筋 — ファシアリリース・置鍼・温灸
  • 左 坐骨神経周囲・腸腰筋停止部・外側大腿皮神経周囲 — ファシアリリース・置鍼・温灸

その他

  • 左右 下腿主要部 — 置鍼・温灸
  • 副腎処置(築賓置鍼)
  • 左大腿・腰部 — 電気的灸頭鍼 各7分
Equipment

使用した機材

φ0.16×39mm / φ0.20×39mm(使い捨て)
棒灸・円筒灸
温熱
遠赤外線治療器 14分(大腿・腰部 各7分)
Course

経過

3回目以降の記録。NRS は「最大の痛み・しびれ」を 10 とした自己評価です。

  1. 3回目

    左腰はまだ痛むが、左太もも前はやや楽に。

  2. 4回目

    鍼が効いている実感。痛み止めなしでも眠れる日が増えてきた。

    NRS 10→5
  3. 5回目

    左腰はまだ痛むが、1時間ほどの立ち仕事が可能に。

    下肢 10→0
  4. 6回目
    腰痛 10→3
  5. 7回目

    左下肢の症状が落ち着き、右下肢に違和感を自覚。

  6. 8回目

    かなり調子が良い。腰の奥にわずかな重さのみ。仕事も支障なし。

    腰痛 10→1
Note

症例について

当院で施術を受けられた1名の患者さんの経過報告です。

  • 症状の程度・体質・生活環境などにより、結果は人それぞれ異なります。
  • NRS は自己評価であり、検査値ではありません。
  • 同じ施術が、すべての方に同等の結果をもたらすことを保証するものではありません。

FAQよくある質問

この症例は、すべての方に同じ結果になりますか?
いいえ。ここに記載しているのは、当院で施術を受けられた1名の患者さんの経過です。症状の程度、体質、生活環境などにより結果は異なり、同じ施術がすべての方に同等の結果をもたらすことを保証するものではありません。
NRS 10→0 とは何ですか?
NRS(Numerical Rating Scale)は、患者さんご自身が「その時点で感じている最大の痛み」を0〜10の数字で評価する方法です。10→0は、その方の自己評価で最大の痛みが10から0に変化した、という記録です。検査値ではなく、あくまで主観的な評価です。
宮崎で同じような症状を相談できますか?
はい。当院は宮崎市大塚台で、腰部脊柱管狭窄症を含む腰・下肢の痛み・しびれの鍼灸を行っています。くわしい説明は脊柱管狭窄症の鍼灸をご覧ください。ネット予約はTOPの空き状況から、初めての方は「はじめて」を選んでください。
院長 高野義道

執筆・監修: 高野義道

はり師(第102346号)・きゅう師(第102332号)国家資格 / 免許取得33年・開業28年

最終更新: 2026-05-29

宮崎で、腰・下肢の痛みやしびれでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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